真実

あなたには真実を告げましょう。

あなたは22歳大学4年です。

来年から新社会人です。これからは生きるために自分で生活のためのお金を稼いでいかなければなりません。なぜなら、どうしても生きていくにはお金は必要だからです。特に衣食住にはね。

さて、内定も無事にもらいひと安心です。


ひと安心?


されど、新社会人は不安がいっぱいですね。

でも、大丈夫1年目はまだまだわからないことばかり、それをわかってくれる先輩方がフォローしてくださいます。

前提はね。


会社に入るとはどういうことでしょうか。

あなたは会社からお金をもらっています。

なぜもらえるのでしょうか。

働いているからです。会社のために。

会社のために働くとはつまり、会社が命令したことを自分の作業としてこなしていくことです。

会社がこうしろといえばこうするし、ああだといえばああします。

会社が正しいのです。

あなたはこの22年間いろんな経験をしてきて、ある程度物事の良し悪しがわかるようになったと思います。偉いですね。よくぞここまで成長しました。

でも、関係ないです。あなたが持つ価値観は

なぜなら、会社が是だからです。

会社のために残業してます。22時まで働いてます。私って尽くしてますよね?

いいえ。あなたはだらだらと生産性も低いまま残っているだけです。先輩のAさんや私ははあなたよりも残っているんですよ。

まだおわらないんですか?

ミスが多すぎます適当すぎませんか。

それじゃあ、土日でましょうか。


常識ってなんでしょうか。

よく常識知らずだなと人のことを蔑んだりする人がいます。

でも、常識ってなに?

常識も所詮は主観です。

正確に言うならば、あなたにとっての常識、私にとっての常識です。つまり、自分の価値観を相手に押し付けているだけです。

日本人の特徴なのかもしれないですが、多数の正義は揺るぎません。

正しいから多数ではないのです、多数だから正しいと考えてしまうのです。

つまり、常識とはずっと会社にいる人間の価値観です。それをルールと言って強要し洗脳させます。あなたは自分が間違っていたんだと自分に言い聞かせながらじっくりと考え方が会社寄りになっていきます。

やがてあなたは新しく入ってきた新人を奴隷に仕立て上げるようにするでしょう。

さあ、これで安心ですね!

就職おめでとうございます!

内定もらってずっとこの会社にいられて、将来は安泰だなあ。