闇の時代

2020年11月

未だに世界はウイルス性の肺炎によって、人々の生活が蝕まれている状態である。


このウイルスの感染者数死亡者数は日に日に増える一方である。

そのため、人々の流通は制限され、経済の流れが滞る。

すると、どうなるか?

企業の売り上げは減り、当然利益が出せなくなる。そうすると、社員に払う給料が不足してしまう。さらにその先は従業員並びに新規雇用者を減らしていくしか無くなってくる。


これは人々の心理にも影響するのだ。

職につくのが難しくなる→

転職がしづらいと言う心理が生まれる→

それをいいことに”ブラック企業"(不当な賃金や規約で過重労働を強いる会社)が息をしやすい世の中になるのだ。


思い当たる節がある人もいるのではないだろうか。


毎日朝6時に起きて、家に着くのは23時過ぎ。

週に1日しか休みがない。祝日も出勤する。


最初はそんな生活に不満を持ちながらも、徐々に何も感じなくなっていく。慣れると言えば聞こえがいいかもしれないが、諦めただけである、人間として生きること、幸せを求めること、希望があると信じることを。

そのうち、生きるために働いていたのが、

働きながらも生きているか死んでいるかわからないようになってくる。


常に考える。

「本当の自分ってなんだろう。」

「何がやりたいんだろう。」

「なんで生きてるんだろう。」


救いはない。


自分の時間を差し出す代わりに、富を与えられている。

否。

家畜なのだ。ただ、働かされる。てきせいな給料配分も分からないのに。


ああ、まだ寝ていたいな